2013年4月2日火曜日

ICUT 2013

こんばんは!WEB係担当の人です。
3月16、17、18日に行われたICUTに出場したのでそれについての記事をお届けしたいと思います。


大会の感想を書く前に、ICUTとは何かを先に説明します。
ICUTは日本で唯一の国際大会で、ICUで行われます。スタイルはAsianです。
韓国などアジアの多くの国からディベーターが集まるので、海外に出ることなく日本で海外ディベーターと触れ合うことができます。

しかし、日本から出場するチームが多いので勝ち抜いていかないとなかなか海外ディベーターとあたることはありません。実際、私のチームは6ラウンド中2回しか勝てなかったので海外ディベーターとディベートをすることはありませんでした。

でも仮に海外ディベーターとラウンドができなくても落ち込むことはありません!ブレイクナイト(ブレイクしたチームをアナウンスするナイト)と呼ばれるところに行くと、海外のディベーターとお話できる機会は出来ますし、ラウンド中は確実に何回か海外ジャッジにジャッジをしてもらえるので、外国の方と触れ合うチャンスは無いわけではありません。私たちはタイの方とブレイクナイトでお話することができました。また電車で一人乗り遅れたパキスタン系香港人を案内したことで、彼とお友達になれました。外国の方とお話するといろいろなことが聞けて楽しいし、新しい発見もあるのでとても良い機会だったと思います。


それではラウンド自体の感想について書きます。
全部で6ラウンドあり、以下のモーションでラウンドをしました。

THBT bosses should be held criminally liable if their subordinates commit suicide due to overwork

If the technology exists, THW allow parents to alter the sexual preference of their unborn children

THBT assassination should never be a legitimate tool of foreign policy

THW not enforce patents of large tech companies

THW ban corporations from influencing their employees during elections

THBT Japanese history textbooks should be submitted for approval by an international panel of experts from nations who experienced Japanese occupation


一つずつについて書くのは面倒くさいので割愛しますが、ICUTが終わってから個人的には自分の足りない部分とそれについての解決策がはっきり見えました。


私がやったロールはファーストなのですが、ジャッジによく言われたのがProblemがわからない、
パートナーに言われたのがスピーチがふわふわしている、でした。
Problem, harm, impact,とそれらreasonという基本的なを明確に言えていないのが自分の問題だったと思います。
スピーチがアブストラクトまたはジェネラルになってしまって結局ジャッジ(とくに海外ジャッジ)に何がしたいのか伝わらずVoteがさようなら。
基礎にあてはめるのが大事だということを改めて思い知らされました。


次に学んだことは、PrincipleにおけるReasoningの仕方です。
これについてはかなり長い間悩んでいました。どうしてこのCriteriaなの?とジャッジや相手ディベーターからクエスチョンされることが多く、自分でもよくわからずもやもやしたままディベートを続けていました。自分でも必ずしも正しいとは思いませんが、上手な人のディベートを聞いたり、上級生、ジャッジからの意見を聞いた結果、2つの解答に落ち着きました(立てるPrincipleによりますが)。
1つ目が、governmentがonly actorで、このproblemはgov'tじゃないと解決できないからなど、gov'ts roleに落とすこと。
2つ目が、出すCriteriaに最も近く、最も直観に訴えるanalogyやexampleを出すことです。child abuseはだめだよね、など。


組んだチームメンバーに申し訳ないことに、ICUTの結果はあまり芳しくなかったのですが、自分のディベートのクォリティを上げる糸口が見えてよかったと思います。ICUTの間はすごく楽しかったです。

いろいろ他に書きたいことがあるのですが長くなるのでここで終わらせます。