2013年11月26日火曜日

梅子杯、後篇

...続き

本選

何と私のSophiaBは二位ブレイク。
SophiaAもブレイクし、ソフィアから2チームとも本選に出すことに成功しました!
パチパチパチ!

しかし、喜びもつかの間。モーション発表は容赦なく私たちの心臓を突き破るのです。

Octのモーションは「THW ban tax havens」。どうやら経済系のモーションにぶち当たるのが運命らしく、何とTi-techと再び対戦することになりました。とにかくマター量が少ないという困難にぶつかり、ろくに税金天国がどのような国なのか分からないまま、想像力で戦いました。
Oppだったので税金天国の国は、税金をなくしてるから成り立ってんだよ!税金かけたら会社出てくだろうが!!シンガポール、ドーン……!
みたいな感じで攻めました。納得がいかないスピーチでしたが、何とかSplitで勝ち。安堵の息を洩らしたはいいものの、次は……。

KDSと対戦!QFのモーションは「THW make people use their real name when on the Internet」です。
ビビりが止まりません。しもんも、かすみちゃんもうまいのを知っていたので。
そう。
私はチキンなのです。
手が震え、足が震え、目からうっすら涙が流れそうになりました。タイムマシンがあれば、一年後の自分を連れてきて、「代わりにディベートしてくれ、お願い!」と頼み込んでいたでしょうどーらー●ーもーん!うわ~ん!
……それはさておき、再びOpp。匿名だからこそ救われる人がいるじゃん!しかも、いっぱい発言するからSocial Discourse起きるだろうが!!キタ―――(゚∀゚)―――― !!
みたいな感じでアーギュメントを立てました。
結果は勝ち。ちょっとだけ落ち着いた……。

かと、思ったらSFUTとぶつかるのです!精神が一服する暇さえありません!モーションは「THBT any songs or films that promote or glorify socially undesirable conduct (e.g. drug abuse, racism) should be xcluded from awards (e.g. Emmy, Grammy)」。今回はGov
プレパはズバリ死にました。どーしよー、あーしよー、そーしよー、どーしよー……。永遠ループ。永遠にゼロです。
何とか出したものは、アワードつけられたら先入観で見ちゃうじゃん!子供とかまねちゃうじゃん!!やべー、ちょーやべー、分かるよね? ね?? ね!!! ほら、えーっと、モンデセレクション!!!
みたいな。今思い出すと泣きたいですね。あれ、目から汗が……。
このラウンドも勝てたのはホント、ちなっちゃんの「ネ申スピーチ」のおかげ!ありがとう!

さ・い・ご!GF
SophiaAや先輩の方々、ましてや他大の友達・先輩から声援を頂きながら壇上に立つことになりました。しかも相手は私が紅葉のOctで敗れたUTペア、しかも1位ブレイクのチーム!
チキンなジミーさんはビビりまくっていました。ディベートがこんなに寿命を縮めるものだとは。
モーションは「THBT international sporting events should not be held in countries that oppress its citizens」。スポーツ系のモーションですね。因みに紅葉でも私はこのUTペアにスポーツ系のモーションで惨敗していましたので、ちょっぴりやべーと感じていました。
今回もOpp
オリンピックはそういう国でやったほうがいいに決まってるだろ!メディアとかで世界中の関心高まるし!!
世界は変わる!!!!!
変わることが出来るんじゃああああああああ!!
きさまらああ、とにかく俺の話を聞きやがれええええええ!!!ドーーーーン!!
みたいな感じに進めました。熱く語りました。

因みにSocial Discource云々はQFvs KDS)のアーギュメントの焼き増し。てへ♪

さて、
結果は。

負け。

92です。

でも。

すがすがしかった。

単純に私のスピーチが彼らを超えることが出来なかった。ただそれだけ。
納得しないわけがありません。

最終的な結果はGrand Finalist3rd Best Speaker
泣くほど嬉しい結果でした。

そんなこんなで、私の、最初で最後の梅子杯は終わりました。

夏ADIにてSemi Finalistの称号を得た彼女は、
早くもGrand Finalistの称号も掌握したのでした。

アグレッシブ!



感想

三つほどあります。

まず、基礎はめちゃ大事だってこと!そもそも、基礎って何のためにあるかと言ったら「話を分かりやすくする」為なんですね。SQ/APとか、AREAとか。練習や大会を通じて凄く思い知らされました。

次に、基礎を踏まえたうえで、自分らしいスピーチをすることも大事だということ。上手い人をまねたりするのは素晴らしいことですし、やったほうがいいと思います。でも、やはり最終的には自分に合ったスピーチをするのが一番なんですよね。私は、「勿論勝ちたい!でも、オーディエンスの方々が聞いてて楽しい、面白いスピーチにしたい!」と考え今のスタイルに落ち着きました。(今の自分のスピーチが面白いかどうかはさておきw)
繰り返すようですが、基礎はマジで大事です。でも、「絶対こんなスピーチをしなきゃ!」という型を造らずに「こんなスピーチがしたいな!」とふわっとした目標を立てて、自分のやりたいようにやるのも、純粋に楽しむためには必要ではないでしょうか。

三つ目。一人で成し遂げるのは、ズバリ、無理だということ。
パートナーのちなっちゃんはもちろん、同期のみんな、先輩の方々、他大の友達、ジャッジの方々、コミの方々、オーディエンスの皆様などなど……。
全ての人々がいてこそ結果を出すことが出来たのです。その中の一人でもかけたら運命は違う方向に分岐していたでしょうし、GFまで勝ちあがることはまず不可能だったでしょう。

一人ひとりに土下座して感謝の言葉を述べたいぐらいです。

本当にありがとうございます。

Oct Finalist ペア。
この写真、一年生女子から
”なんかじわじわくる”と話題に。
最後に

同期の皆が何かしらプライズをもらい始め、自分だけ何も成し遂げていない。
ほとんどの大会に出ているのに、中々結果が出せない。
「追い抜かれている、突き放されてる、こんなんじゃだめだ、今の自分じゃだめだ、もっと強くならなきゃ……」
口癖になるほど、先輩にウザがられるほど言っていました。

反省も、勿論いっぱいありますし、直さないといけない部分も色々あります。
これからは「梅子のグラファイまで行った人」のレッテルを背負ってスピーチをすることになることになるでしょう。

でも。

そうやって梅子までの間ずっと苦しめていた自分を「頑張った、お前は頑張ったよ、お疲れさま!」と褒めることができた。
薄っぺらい言葉になるかもしれませんが、梅子杯で「努力が報われた」気がしました。

さて。
駄文もここまでにしておき。

そんなジミーを、そして、SDSを温かく見守ってくれれば幸いです。
またいつか皆様にスピーチをお聞かせ出来る機会を、自ら作るために精進していきたいと思います。
 長文、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

締めの写真はドヤ顔が決まっているものを。

ジミー、ディベートそして梅子杯への思いを存分に語ってくれてありがとう!
次回は、紅葉杯についてお伝えします。おたのしみに!

2013年11月25日月曜日

梅子杯、前篇


はい、こんにちは!WEB係です。今回は、梅子杯についてお伝えしたいと思います。
まず、梅子杯とは何ぞやということで。はい、梅子杯は、”津田塾大学主催の1年生ディベーターの最強決定戦”と謳われ、各大学の猛者がしのぎを削る...!というなんとも魅力的な大会でございます。そして、我がSDSの最強ディベーターたちは素晴らしい結果を残してくださいました!

・結果

Team Prize
Sophia B (原/野村) Grand Finalist
Sophia A (鈴木/古屋) Oct Finalist

Speaker's Prize
野村 一恭 3rd Best Speaker
原 千夏       4th Best Speaker                               
                                                      (敬称略)

おめでとうございます!
そして今回筆をとってくれたのは、書くことがお得意のあの方です。今回は、前篇・後編がありますので、是非とも楽しんでください!




初めまして、SDSで国際渉外を担当しているジミーです。
この度は僕のようなミジンコみたいに完全に不完全な人間が筆を取り、かつ稚拙な文章を不特定多数の愛する読者の目に晒してしまうことを謝らせてください。
そして、読んでいただき、ありがとうございます。

さて、今回はSDS一年生を代表して、十一月の上旬に行われた梅子杯について、偏見と主観を交えながら語っていきたいと思います。

梅子杯はいわゆる様々な大学から選び、選ばれた人々が集まるとても名誉ある大会であり、そして何の引け目も感じることなく女子大(津田塾)に合法的に侵入することが出来るというとても夢のある機会でございます。まるでネズミが主人公のテーマパークのように夢のあるこの大会に、私は幸運ながら参加することが出来ました。

エリミネの順位は4位。つまりぎりぎりのラインでした。「パートナーの足を引っ張らないようにしよう!」という積極的に消極的な目標を掲げて練習に励みました。力試しに他大にも練習しに行きました。
しかし、時間というものは早いもので、最後まで納得のいくスピーチが出来ないまま梅子杯が訪れてしまうもの。
まあ、人生ってのはそんなこんなで理不尽なものです。プレパがろくにできてないのに本番。

予選

記念すべき最初のモーションは「THBT parents whose children are grossly obese should be punished for child abuse」。そしてGov。子供の将来の健康は親の責任だろうが!デブると子供死ぬぞ!管理しやがれ!!
といった議論を展開し、勝つことが出来ました。
まさか最初からQUの友人にぶちあたるとは思いもしていませんでしたが、やっぱり楽しかったですね。
勝ち負け抜きで。

そして、またまた記念すべき第二のモーションは「THW remove all government subsidies from Konkatsu(婚活)events」。はたまたGov。実はこれがプレパ段階でかなり苦戦したのです。そもそも今の現状で婚活に支援金を与えているのかどうかさえ知らなかったのがヤバかったですね。
対戦相手は青学の綺麗な女性二人でした。ここはある先輩のアドバイスで得たマターで攻めることに決め、結婚は大変だろうが!だからもっときちんと考えやがれ!婚活を支援したらみんなお手軽に結婚しちゃってその後が大変だろうが!
みたいな感じでゴリ押ししまくりました。観戦していた先輩は、私たちは負けたと思っていたらしいのですが、何とかスライドで勝つことが出来ました。

記念すべき第三モーションは「THW give extra votes to citizens based on their performance on a current affairs test」。対戦相手は何とSophiaA。「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおうおうおううお……うおううううわーん!!」みたいな感じに机を叩きながら運を恨みました。まさかのコンフリクト!共食い!

まったく、美味しく、ない!!!!

Oppだったので、時事ネタ出来るから良い投票できるとは限らないじゃん!じゃん!!じゃん!!!
みたいな感じでしたね。
結果は結構僅差で勝ちました……が。正直喜べなかったです。勝負に勝って、悲しくなるのは新しい経験でしたね。二度と味わいたくないです。
No thank youです。
 
いわくのconflict round。
相手を熟知しているからこそ、
難しいラウンドだったかもしれません。
予選最後のクローズドモーション!Ti-techの方とお手合わせしました。「THBT CEOs of large corporations should be selected by employees rather than shareholders」。
これもOpp。つまり、株保有者をサポート側ですね。
薄っぺらい経済系の知識を持ち出し、投資家サイコー、ブラボー、ワンダホー説をガンガン唱えました。勝ったのはロール運が良かったとしか言いようがありません。

すがしがしい笑顔です!
"仲睦まじいんだぞ!"と。
                                            To be Continued...


2013年11月24日日曜日

新生SDS、そしてブログ復活


 はい、こんにちは。新規WEB係です。
 11月に入り、SDSでは役職の代替わりが行われました。そこで、この機を逸するなくうちに、ブログを再開させてしまおうという魂胆でございます。新生SDS、まずはこの方から挨拶を頂こうと思います。



こんにちは!
上智大学二年、SDSチーフの須田康裕です。本サイトSDSブログでは大会での結果、大会で頑張ったメンバーのコメント、またSDSのイベントなどを随時アップしていきたいと思います!SDS、パーラメントディベートに興味がある未来のメンバーの方にも、他大の方にも、SDSのOB・OGの方にも、もちろん現SDSのメンバーにもSDSについていろいろ知っていただくために情報を積極的にシェアしていきたいと考えております。なのでみなさん是非ご覧になってください!

新規チーフ陣なり。
はい、やすおさんありがとうございました!
今後は滞りなく更新していきたいですね。若干、やすおさんからプレッシャーを感じさせていただきました。
次回は、紅葉杯の前に梅子杯の記事をお伝えします。順番が前後してしまったことをお詫びします。